「2015年に映画館で観たい映画」/映画鑑賞者動態調査から


前回前々回コラムに引き続き、2014年の映画興行及び映画鑑賞者人口の動態を探るために、昨年末に実施したインターネットアンケートの集計結果からピックアップしたい。

今回は、「2015年の劇場公開作品で、映画館で観たいと思っている、または楽しみにしている作品」についての質問への回答結果をとりまとめた。

アンケートは自由記述回答形式で行い、その回答内容を整理し、集計した。二つ以上作品名を挙げた人については、一番最初に挙げた作品だけを集計対象とした。
 

「映画館で観たいと思っている、または楽しみにしている作品」ランキング

(アンケート対象者は全国に住む15歳から69歳のうち、2014年に5本以上映画館で映画を見た人/2014年12月27日~2015年1月1日の間に実査/有効回答数は100)
「2015年に映画館で観たい映画」/映画鑑賞者動態調査から

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は、公開が一年先の2015年末にもかかわらず、一位となった。すでに映画ファンの中での熱が高まっている様子がうかがえる。「スター・ウォーズ」になじみがない世代や、かつて見たことがない人に向けてどう広がるかを含めて、2015年映画興行のビッグトピックとなりそう。

「スター・ウォーズ」以外で、公開がかなり先にもかかわらず上位に入った作品として、8位の『信長協奏曲』がある。『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』も挙げられているが、こちらに至っては公開日は未定である。これらもすでにファンの中の期待度が高まっているものとして注目される。

顔ぶれは、公開中の作品あるいは公開が近い(2015年1月末までに公開)もの(『ベイマックス』『ANNIE/アニー』など)、あるいは、人気原作の映画化(『ストロボ・エッジ』等)、テレビドラマ・アニメ番組の劇場版(「信長協奏曲」など)、シリーズ映画の続編(『寄生獣 完結編』等)など浸透しているコンテンツがあるもの、もしくは両方に該当するものがほとんどである。

いずれの条件にも該当していないにもかかわらず、ランク入りした作品としては『味園ユニバース』『アメリカン・スナイパー』がある。これらは映画の目利きが先んじて高い注目をしているのであろう。

先日、2014年の映画興行の統計も発表されたが、2015年は上記の顔ぶれに加えていくつものヒット作が興行を彩ることであろう。

【参考】回答者数が1だった作品と公開日・公開予定日
2014年中公開作品
ダムネーション(2014/11/22)/Over The L’Arc-en-Ciel(2014/12/5)/THE LAST -NARUTO THE MOVIE-(2014/12/6)/ 映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!(2014/12/20)/ サンバ(2014/12/26)
2015年1月公開作品
千年の一滴 だし しょうゆ(2015/1/2)/ シン・シティ 復讐の女神(2015/1/10)/ 余命90分の男(2015/1/12)/V/H/S ネクストレベル(2015/1/24)
2015年2月以降公開予定作品
Mr.Children REFLECTION(2015/2/7)/ 劇場版 ムーミン 南の海で楽しいバカンス(2015/2/13)/フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ(2015/2/13)/ 機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル(2015/2/28)/ 劇場版 境界の彼方 -I’LL BE HERE- 過去篇(2015/3/14)/ 映画プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪(2015/3/14)/ 海にかかる霧(2015/4/17)/ 映画 クレヨンしんちゃん オラの引越し物語~サボテン大襲撃~(2015/4/18)/ アナと雪の女王/エルサのサプライズ(2015/4/25) / ビリギャル(2015/5/1)/ チャッピー(2015/5/23)/進撃の巨人 後編 〜自由の翼〜(2015/6/27)/ 図書館戦争 -THE LAST MISSION-(10月)/ マッドマックス 怒りのデス・ロード(6月)/ ターミネーター:新起動/ジェニシス(7月)/ 劇場版 MOZU(公開日未定)

 
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