2011年興収の減少要因を試算し今後の展望を考える

執筆:梅津 文 
10月28日、東京国際映画祭期間中に開催された文庁映画週間「シンポジウム MOVIE CAMPUS」シンポジウム第二部「映画でつながるために。風穴を開け続ける映画町界の挑戦者たち」に株式会社阿部秀司事務所代表/株式会社ROBOT創業者・顧問の阿部秀司さん、映画プロデューサー川村元気さんとともに、パネリストとして登壇しました。モデレーターは映画ジャーナリストの斉藤守彦さんでした。

映画興行の“上顧客”はどのぐらい?(映画興行市場の徹底解剖 第2回)

映画興行市場の徹底解剖 第2回
映画興行の“上顧客”はどのぐらい?
 前回は映画鑑賞者人口全体の規模を見た。今回は、映画に頻繁に行く「上顧客」はどのぐらいいるのだろうか? について考える。 まずは過去1年間に、映画を1本以上見たと答えた人が何本見たのかの市場調査をもとに、観賞本数別のシェアとそのセグメント別の合計観賞回数のシェアについて分析した。