新春映画コンセプトに対する意欲度~新春映画ポテンシャル分析(2/4)

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(文責:梅津)
まずは3月から5月にかけて公開される映画への市場内での意欲度のポテンシャル。
それぞれの映画のコンセプトに対してどの程度の意欲度があったのか、
「絶対に映画館で見る」から「絶対に映画館で見ない」まで6段階で評価してもらい
その結果を集計したものです。
下記のグラフでは、「絶対に映画館で見る」から「興味がある人」までを足し上げた割合が高い順に並んでいます。

ダニエル・デイ・ルイスの「リンカーン」やデンゼル・ワシントンの「フライト」など洋画も上位に来ています。アカデミー賞関連の露出も想定され、今後の展開も期待されます。
邦画は最後のテレビでの宣伝で一気に認知度を上げて動員を図ると見られますが、それにしても民放ドラマなどの有名原作ものやヒットシリーズものが少ないからか、トップ10に入ったのは「相棒シリーズ X DAY」と「藁の楯 わらのたて」の二作品だけです。(「プリキュア」などの数字が低いのは、アンケート対象者が15歳未満を含まないため)
上記は、コンセプト説明をみて「絶対に映画館で見る」(濃いオレンジ)、「たぶん」(薄いオレンジ)「興味はある」まで含めた「興味層」の割合のランキングで、いわば動員の「潜在力」の広がりを示しています。
一方、より確度の高い意欲度、つまり「絶対見る」意欲度は、濃いオレンジの部分で、これをみると「相棒」「アイアンマン3」「コナン」など、大ヒットシリーズものが上位に来ており、ベースの強さを示しています。
<新春映画ポテンシャル:その他の分析はこちら>
◆スタッフ・俳優の認知度と劇場観賞意欲度
◆原作の認知度・観賞経験
◆◆◆
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(1)年間興行収入ランキング
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