GW興行頂上決戦:今週末公開はテルマエ・相棒・アメスパ


 ゴールデンウィークを迎える今週末は、「前作は公開週末土日の興収ランキング1位スタート」という共通点を持つ映画の続編が3つ公開される。

 それぞれの作品を、前作と比較しつつ状況を整理した。

 『テルマエ・ロマエII』は、市場内の認知度・意欲度とも大ヒットした前作を大きく上回っている。2010年以降に、300スクリーン以上で公開された邦画実写シリーズ作品(東宝配給作品)と比較すると、先週末までおおむね公開週末土日二日間で5.5~6.4億ペースで推移している。

 数字を見る上で留意すべきは、「テルマエ」のような浸透度の高いコンテンツの続編・映画化は意欲度が高めに出ることがあるという点(つまり、意欲度の高さの割に興行収入が下振れする)。前作のように、再び勢いよく話題性が高まって動員に弾みがつくことに期待がかかる。

 いずれにしても、前作の公開週の成績(公開週末土日二日間4.3億)を超えるのは確実そう。

 「相棒-劇場版-」シリーズ最新作である『相棒-劇場版III- 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ』も、2010年に公開された前作よりハイペースに推移している。

 認知度は前作を下回っているが、意欲度が高め。意欲度は、「テルマエ」に迫る勢いである。

 2010年以降に300スクリーン以上で公開された邦画実写シリーズ作品と比べると、先週末まで公開週末土日二日間で3.0~3.9億ペースで推移している。

 洋画大作は、『アメイジング・スパイダーマン2』が公開される。こちらは前作と比べて認知は高めで推移しているが、意欲度がペースダウン気味。

 前作は、公開週末土日5.8億であったが(最終興行収入は、31.6億)、先週末まで公開週末土日二日間で3.4~5.3億ペース(2011年以降に500スクリーン以上で公開された洋画実写シリーズ作品と比較)で推移している。

 金曜日の夜に、前作が地上波で初放送されるので、話題度の高まりが注目される。

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 上記に加えて、大ヒット中の作品の状況も引き続き勢いが続くであろう。

 先週末公開され動員ランキング1位となった『名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)』は同シリーズ最高興行収入となった前作を超えるスタートとなっている。

 社会現象となっている『アナと雪の女王』は、動員では二位だが週末興行収入では「コナン」を上回る1位であった。

 「アナ」は前週と比べて引き続き(これから見たい)意欲度がほとんど落ちていない。また、「3D日本語吹替え版」の上映が開始されるが、初めて見る人とリピーターがどのぐらい出現するのか注目される。

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 このように、これほど強い作品がそろう週末もそう多くはなく、引き続き劇場が湧くことに期待が高まる。

〇関連映画一覧〇
『テルマエ・ロマエII』
『相棒-劇場版III- 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ』
『アメイジング・スパイダーマン2』
『名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)』
『アナと雪の女王』

『テルマエ・ロマエII』(C)2014「テルマエ・ロマエII」製作委員会
『相棒-劇場版III- 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ』(C)2014「相棒 -劇場版III-」パートナーズ
『アメイジング・スパイダーマン2』Spider-Man and related characters and elements: TM & ©2014 Marvel.

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