新春映画原作の認知度・観賞経験~新春映画ポテンシャル分析(4/4)

Pocket

最後に、3月から5月にかけて公開される40作品につき、原作があるものについては、その原作の認知度です。
原作のファンがいたり、すでに名前が浸透しているものはやはり宣伝スタート時点から有利ですし、一方、これが低いものはコンセプトへの反応が高いセグメントに絞ってコアターゲットとしていき効率的に意欲度を高めていくのも戦略の一つでしょう。
原作の浸透度合いとしては、やはりテレビアニメや童話、テレビゲームなど、子供時代から触れているものの世代をまたいでの浸透度合いが目立ちます。この春までに公開される作品の「小説」は認知度が最も高いものでも28%、それ以外は20%を切っています。10億越えのヒットを狙う場合は、原作認知度が20%を切っているものは、「原作あり」とはいえ、ゼロからマスに向けてヒットさせる作品とほぼ同じようなチャレンジと言えそうです。

<新春映画ポテンシャル:その他の分析はこちら>
◆コンセプトに対する意欲度
◆スタッフ・俳優の認知度と劇場観賞意欲度
◆◆◆
▼2012年回顧ランキングはこちら
(1)年間興行収入ランキング
(2)認知度などのマーケティング指標ランキング
(3)宣伝露出量(テレビ・劇場予告編)ランキング
(4)ネットでの話題度(ネットニュース・ブログ・検索数)
(5)facebookでのいいね!数ランキング
弊社では映画マーケティングに関連する詳細データを提供しています。
ご関心ある方は下記リンクよりぜひお問い合わせください

GEM Column お問い合わせページへ

関連記事