『キャプテン・フィリップス』と『REDリターンズ』:洋画ファン喜ぶそれぞれの戦い

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 今週末公開される映画の中で二つの大規模公開洋画作品、キャプテン・フィリップスREDリターンズをとりあげる。
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 「キャプテン・フィリップス」はトム・ハンクスが東京国際映画祭に合わせ来日し、映画祭でのオープニング上映時イベント、またSMAP×SMAP等のテレビ出演の露出があり、じわりと毎週1ポイントずつのペースで認知度を上昇させ、意欲度も上がってきている。公開一週前の先週末時点の数値を過去作品の数値や、公開規模を踏まえると公開週末土日二日間で0.9~1.3億(過去三週分平均)/0.8~1.3億(公開一週前時点)のペースで推移している。一週前時点同レベル数値の作品には、「人生の特等席」、「デンジャラス・ラン」などがある。今週に入って、朝の情報番組などでトム・ハンクス来日時の映像の追加露出があり話題性の高まりに期待がかかる。
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 「キャプテン・フィリップス」は劇中では海賊とたたかうが、興行では同時期公開の「REDリターンズ」の面々が手ごわい相手となる。
 2011年公開された「REDリターンズ」の前作は公開週末土日2.2億、最終興行収入12.2億を記録している。ここまでの数値の動きは、過去のアクション映画と比べると1.6~2.0億(過去三週分平均)/1.8~2.3億(公開一週前時点)で推移している。一週前時点の数字が近い作品には「ホワイトハウス・ダウン」がある。公開一週前時点の数値は前作を下回っているが、三週前から数字は力強く伸びている。前回は字幕での上映だったが、今回は吹替での上映もあり、客層は幅広くなる可能性もある。先週末のヘレン・ミレン、イ・ビョンホンの来日関連の露出によって公開日にかけて話題度が高まることに期待がかかる。
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 両作品のキャストの顔ぶれは、トム・ハンクス、ブルース・ウィリス、アンソニー・ホプキンス、ジョン・マルコヴィッチ、ヘレン・ミレンという洋画ファンの目からは「これでもか」というレベルの豪華キャスト揃い。そのキャストの年齢層を反映してか両作品ともに意欲層も50~60代が高めとなっている。今週末の他の公開映画は「劇場版SPEC~結(クローズ)~爻(コウ)ノ篇」が若い人を集めて大ヒットすることが予想される。12月1日の映画の日が日曜日に重なることもあり、幅広い年齢層で劇場が大いに沸くことが予想される。
「キャプテン・フィリップス」11月29日(金)公開

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