2014年を振り返る「作品認知率トップ20」


師走に入り、今年の流行語大賞が発表されるなど、メディアでも一年を振り返る空気が強くなってくる中、映画興行も2014年は締めくくりモードである。

2014年公開映画の興行収入上位作品が発表されているが、ここでは今年の映画宣伝を彩った作品は何だったのか、作品の認知度やパブリシティ量の観点から振り返りたい。

まずは2013年12月から2014年11月までの間に劇場公開された作品ごとの認知率のランキングである。

2014年公開映画

 

2014年公開映画の認知率ランキングTOP20

1 アナと雪の女王 ★
2 テルマエ・ロマエⅡ
3 GODZILLA ゴジラ ★
4 ルパン三世
5 魔女の宅急便
6 るろうに剣心 伝説の最期編
7 るろうに剣心 京都大火編
8 ルパン三世 VS 名探偵コナン THE MOVIE
9 永遠の0
10 相棒-劇場版III- 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ
11 STAND BY ME ドラえもん
12 黒執事
13 思い出のマーニー
14 ノア 約束の舟 ★
15 猿の惑星:新世紀(ライジング) ★
16 寄生獣
17 名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)
18 アメイジング・スパイダーマン2 ★
19 神様のカルテ2
20 トリック劇場版 ラストステージ

(認知率モニタリング期間は公開12週前から興行ランキング上位にある間であり、個々の作品のモニタリング期間中の認知率の最高値を比較した)

 

94%にまで達した「アナ雪」の認知率

1位は興行収入254億を超え社会現象となった『アナと雪の女王』である。認知率は公開時にピークとなることが多いが、『アナと雪の女王』は公開時点から27ポイント認知率を上げ、94%にまで達した。ちなみにこの数字は、弊社が2009年以降モニタリングを開始して以来、最高の値である。

「★」をつけたのは洋画作品である。数は少ないが邦画と同じく、ヒット作の続編や『GODZILLA ゴジラ』などすでに浸透しているコンテンツの映画化が上位に並ぶ。その中にあって『ノア 約束の舟』は異色である。本作は公開12週前の認知率が20%で、公開時には69%まで上昇した。公開時点での数値で比べればこの数値は先述の『アナと雪の女王』を上回っている。

また、『アナと雪の女王』以下の上記ランキング内の作品の顔ぶれは、興行収入ランキングとも異なる。「タイトルの浸透度合」という観点で2014年の映画を振り返ると違った並びになるということであり、タイトルのもつ力として、次回作以降の動きの参考にもなるのではないか。

次回は、パブリシティ量の観点から2014年を振り返りたい。

 

(C)2014「テルマエ・ロマエII」製作委員会 / (C) 2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. & LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS LLC / (C)2014 モンキー・パンチ/「ルパン三世」製作委員会 / (C)2013「永遠の0」製作委員会 / (C)2014「相棒 -劇場版III-」パートナーズ / (C)2014「STAND BY ME ドラえもん」製作委員会 / (C)2014 Twentieth Century Fox / (C)2014映画「寄生獣」製作委員会 / (C)2014 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会 / (C)2014「神様のカルテ2」製作委員会 (C)2010夏川草介/小学館 / (C)2014「トリック劇場版 ラストステージ」製作委員会

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